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バーレイワイン
発祥
18世紀/19世紀頃、イギリス
一般的なABV(アルコール度数)
8~12%
一般的なIBU(苦味の指標)
35~100
一般的な色調(SRM)
8~22
適正温度
10~14℃
スタイルの特性
スタイルの特性バー
苦味4/5
弱強
甘み4/5
弱強
ボディ感5/5
弱強
香り4/5
弱強
酸味1/5
弱強
スタイルの特徴
非常に高いアルコール度数を持つ強いエールビール。リッチなモルトの甘みと複雑な風味があり、熟成によって風味が変化していく奥深いスタイルです。イングリッシュとアメリカンの2つの主要なタイプがあります。
歴史
イギリス発祥とされる、非常にアルコール度数が高い(多くは8~12%以上)上面発酵のエール。「バーレイ(大麦)のワイン」という名前は、ワインに匹敵するほどのアルコール度数を持ちながら、ブドウではなく大麦麦芽のみから造られることに由来します。
その起源は18世紀頃の、長期熟成させるための高アルコールビール(オクトーバービールやストックエールなど)に遡ると考えられています。バス醸造所の「No.1 Ale」などが初期の商業的な例として挙げられます。
伝統的なイングリッシュ・バーレイワインは、琥珀色から濃い茶色で、麦芽由来の濃厚で複雑な風味(トフィー、カラメル、ドライフルーツ、糖蜜など)が支配的です。ホップの苦味はモルトの甘さを支える程度で、熟成によってシェリー酒のような酸化熟成香が現れることもあります。
一方、アメリカン・バーレイワインは、より色が淡く、大量のアメリカンホップによる強い苦味と華やかな香りが特徴となっています。
