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ブラックIPA

カスケードダークエールCDA

発祥

2000年代半ば、アメリカ(太平洋岸北西部/バーモント州など)

一般的なABV(アルコール度数)

5.5~9%

一般的なIBU(苦味の指標)

50~90

一般的な色調(SRM)

25~40

適正温度

812

スタイルの特性

スタイルの特性バー

苦味4/5
甘み2/5
ボディ感4/5
香り4/5
酸味1/5

スタイルの特徴

IPAの強烈なホップの風味と、ダークなスタウトの見た目を併せ持つハイブリッドスタイル。濃い褐色から黒色の外観ながら、柑橘系やパイン系のホップの香りと風味が特徴的。ほのかなロースト感も楽しめる個性的なビールです。

歴史

アメリカのクラフトビールシーンで2000年代半ば頃に登場した、比較的新しいIPAのサブスタイルです。「カスケードダークエール(CDA)」とも呼ばれます。

その名の通り、見た目はポーターやスタウトのように黒い(Black)ですが、味わいはIPAのようにホップの香り(柑橘、松、トロピカルなど)と苦味が前面に出ているのが特徴です。

醸造における挑戦は、濃い色と若干のロースト風味(コーヒーやチョコレートのニュアンス)を加えつつも、スタウトのような強い焦げ臭さや重さがホップの風味を邪魔しないようにバランスを取ることです。通常、殻皮を取り除いた色の濃い麦芽(デハスクド・ローストモルト)などを少量使用することで、これを実現しています。

アメリカ北西部(カスケード地域)やバーモント州のブルワーが初期の発展に貢献したとされ、IPAの多様性を示すユニークなスタイルとして広まりました。

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